2024年 11月の星空を撮る
---------------------------------------------------- 20mm、ISO1600、f2、10秒、サイトロン スターエンハンサー、マニュアルWB、Raw 高感度NRはoff、長秒時NRはoff、赤道儀で恒星追尾撮影、美濃平野部 SONY α7M4 + FE 20mm F1.8 G 2024年11月12日27時21分 (時刻は30時間制) |
---------------------------------------------------- 560mm、ISO3200、f8、595秒(30秒×10枚、15秒×9枚、10秒×10枚、5秒×12枚)、ダーク減算後に加算コンポジット処理、マニュアルWB、Raw 高感度NRはoff、長秒時NRはoff、赤道儀で恒星追尾撮影、美濃平野部 SONY α7M3 (IR custom) + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS + 1.4X Teleconvertor 2024年11月09日22時13分 |
流れる雲と M42 この秋初めての冬型の天候。あっという間に雲が覆い、雨が降り出した 傘を差して続行しようかと迷ったが、回復しそうもないのであっさりと撤収 2024年11月06日22時24分 |
冬のダイヤモンドを撮る 予報は雨のち晴れ。それにしても大雨で、はたして晴れるのかと危ぶんだ 北寄りの強い風が吹く中、新月の夜に今秋一番の星空が広がった 日付が変わるとさすがに街明かりは収まり、冬の星座が天頂から西へと傾き始めた。この時間になると天頂の送電線は東にそれ、冬のダイヤモンドが姿を現した 24mmレンズを縦位置にセットして冬のダイヤモンドの全容を写した この秋は、惑星が冬の星座に侵入して何とも賑やかだ。まずオリオンの頭上、ぎょしゃ座と接するあたりではひときわ明るく木星が輝いている。木星は実に明るい。次にぎょしゃ座の左のふたご座のポルックスの近くには火星が赤く輝いている おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスの冬の大三角の中を冬の天の川が流れている。夏の天の川のような派手さはないが、おちついた輝きを見せる冬の天の川のほとりには、かすかにばら星雲も姿を出している 肝心のおうし群は2つ流れたが、写野外だった ---------------------------------------------------- 24mm、ISO1250、f2、15秒、マニュアルWB、サイトロン スターエンハンサー、Raw 高感度NRはoff、長秒時NRはoff、赤道儀で恒星追尾撮影、美濃平野部 SONY α7RM5 + FE 24mm F1.4 GM 2024年11月02日26時27分 (時刻は30時間制) |
オリオン大星雲 M42 光害があふれ、透明度のよくない街中。よどんだ東天にオリオン座が上ってきた 南中にはまだ早いが、南中まで待つとここでは送電鉄塔の送電線が邪魔をする。やむを得ず撮れるうちに撮ると決めて撮影を開始する。街中で、しかも高度が低いので、条件はよくない オリオンのベルトに相当する三つ星の下には、縦に並ぶ小三つ星がある。小三つ星の中央にあるのがオリオン大星雲M42と呼ばれる散光星雲で、ガスのかたまり。そこでは今もなお恒星が誕生し続けている。M42の中心には四重星のトラペジウムがある 肉眼ではわかりにくいが、M42はトラペジウムなどの星の紫外線によって水素ガスが電離して光っている。電離水素領域(HII領域)の発する光の波長は656.3nmで肉眼では赤色に近く見える おうし座流星群を待ちながらついでにM42を撮ったものの、望遠ズームレンズでの撮影は天体望遠鏡とは違って、なかなか厳しい 皮肉なもので、M42の撮影中に天頂から南へ明るい流星が流れた。ゆっくりと流れる流星はまさしくおうし群だった ---------------------------------------------------- 400mm、ISO3200、f5.6、455秒(15秒×15枚、10秒×15枚、5秒×16枚)、ダーク減算後に加算コンポジット処理、マニュアルWB、Raw 高感度NRはoff、長秒時NRはoff、赤道儀で恒星追尾撮影、美濃平野部 SONY α7M3 (IR custom) + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 2024年11月03日23時17分 |